Dream Theater - 6:00 だけど、質問ある?
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プログレッシブロック。プログレッシブとは進歩的な、先進的なという意味である。音楽を感情やフィーリングではなく、数学やパズルでとらえるようなヤツらがいる。そう、彼らの名はDream Theater。音楽の先進を突き進む彼らのアルバム「Awake」から「6:00」のイントロに注目だ!
- アーティスト: Dream Theater
- 出版社/メーカー: Atlantic / Wea
- 発売日: 1994/10/03
- メディア: CD
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以下が「6:00」のイントロ。まずはいきなり難しいことになっている。右足左足32分からのタム回しで朝を告げる(曲名が6:00なので)。なお、曲中最初の語りの部分で「6:00 on a Christmas morning」と連呼しているので、どうやらクリスマスの朝6:00らしい。そのあとは自問自答するような意味深な歌詞が続いていくのだが、一旦深読みせずにそっとしておこう!
(0:00~)
タム回し最初の32分音符2つは、そのタムのサウンドの粒立ちから推測するにシングルストロークであろう。つまり右右でも左左でもなく、右左の手順だ。そしてそのままシングルストローク(右左右左・・)で進んだ場合は、2小節目のアタマは左手でシンバルを叩く必要があるので注意が必要だ。あるいは、6連符のどこかお好きな箇所で右右か左左を一回はさんでおけば、2小節目のアタマは右手となり、バランスが取りやすいかも知れない。自分でかいておきながら、なんて細かい話だ!
2小節目からはAメロとして曲中数回繰り返されるパートである。ドラムパターンとしてはアクセントの位置が非常に独特である。このあたりの「ノレなさ」が音楽をパズルのようにとらえているかのようで、人工的な香りがする。けっして悪いといっているのでなくて、むしろ人工的で複雑な超絶プレイをドライにやってのけるところが彼らの魅力だ。5小節目は、変わったところにアクセントをつけながらの高速ストローク。Dream Theaterのヒゲ面(変態)ドラマー、Mike Portnoyがいとも簡単に涼しい顔でプレイしていそうである。この部分、完璧にプレイしてカチッと小節にハマったら楽しいだろうなあ。是非コピーやカバーをしてみたい。ドラムの技術的に難しい部分もあるが、それ以上に趣味が合うメンバーを探すことが難しい!(のは自分のまわりだけかな。)
(2018/4/10 32分音符の箇所を自分でやってみたら、左足ハイハットを踏むタイミングは右足のすぐ32分音符直後だったので修正。両手は休まず32分音符全て連打しているのだ!)