誰も知らなかった David Bowie - Heroes
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今回は追悼という事でDavid Bowieの曲をとりあげてみよう。David Bowieの楽曲の中でも特に有名だと思われる「Heroes」だ!
このポーズもマネしたよねー。
私が高校生の時、たまたま友人に借りたDavid Bowieのアルバムを、訳もわからずなぜか集中して聞いていたことを思い出す。特によく聞いていたのはThe Man Who Sold the WorldとChangesだったなあ。懐かしいなあ。そんな青春のアーティストが亡くなってしまうとは。一方で、昨月はこれまでの人生で経験のない最繁忙で悲しんでいる余裕はなかったのだった。
さて、ドラムのパターンは以下のような感じで、たまにハイハットがオープンしたり、あえて定形に揃えているタムを絡めたフィルインが入ってくる。ゆったりとした楽曲にマッチした穏やかさを感じるプレイである。
ただ、今回実はドラムプレイが特段どうのということではない。
歌が一まわりした最後の「Just for one day」の直後。その金物が入ってくるタイミングにご注目だ。
(2:51~)
キリの良いアタマの小節から入ってくるのではない。すこしフライングで入っているのだ!これにより間延びした感じが軽減されつつ、楽曲全体として過度に整列した感じが薄められる。言葉で表現するのは難しいが、なんと気が利いていること!
次の展開では、歌のメロディが全て1オクターブ上がり、突然心の叫びを吐き出すような感極まった盛り上がりをみせる。そして、私の考えるこの曲一番の感動のハイライト。タンバリンのカットイン!
(3:51~)
ちょうど一分前の(2:51)と同様に歌が一まわりした最後の「Just for one day」の直後、すこし半端なタイミングで入ってくる。このタイミングがなんともいえず秀逸なのである。ただのタンバリンのはずなのに泣ける。聴いた時の体調によっては泣けてしまう。泣ける打楽器ってのはなかなかないよ。
また、あまり意識しないうちに一つづつ音が重なって、知らぬ間に多数の音が重なり盛り上がっていることに曲の後半で気づく、というサブリミナル効果もある。ちょっとしたパーカッションだが楽曲全体を彩っているね。
もしかしたら、私の感じる秀逸さがあまり伝わらないかもしれない。ちょっと今回は自信がない!