あなたが Boz Scaggs - Lowdown を選ぶべきたった1つの理由
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オイーッス!!ある教育番組の冒頭で、オイーッス!!とあいさつするのだが、すこし粗野な言い回しと思うので、教育番組でこれを毎回繰り返すのが良く許可されたなあと思う今日このごろ。NHKも変わりつつあるのだろうか。
みいつけた!うたってあそんで★オイース! ([バラエティ])
- 作者: 旺文社こどもえほん編集部
- 出版社/メーカー: 旺文社
- 発売日: 2018/02/22
- メディア: 単行本
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その話とは無関係に、今回はBoz Scaggs!Boz ScaggsといえばおそらくWe're all aloneが最も有名であるが、この度はドラマーJeff Porcaroを堪能するためにも、Lowdownのドラムプレイを確認!Lowdownは初回リリースはアルバムSilk Degreesで、またアルバムHITS!にも収録されている。このアルバムHITS!のジャケット写真もまた有名で、この服装とたたずまいをインチキマジシャンと称する人もいる。
さてLowdownのドラムプレイは全編を通して2つの別録したドラムのトラックが重なっている。右と左に概ねキレイに分離されており、右や左にパンするか片方のイヤホンだけでそれぞれ聴いてみると分かる。曲イントロのプレイはこのようになっている。
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「ローリング・ストーン誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のドラマー」に選ばれているのも当然である。2つの別録したドラムのトラックなのに、イントロ部分だけでなくこの後もずっとほとんどズレることがない。推進力も落ちることはなくグルーヴィーで、歌ものとしての違和感がないのは驚異的である。
すこし細かく言うと、右パートのスネアバックビート直後のスネアゴーストノートがなかなかにスゴイ。左手でアクセントを付けた直後に一瞬にして音量を落とし、かつシッカリと16分のタイムにノッたゴーストノート。熟練のダイナミクスコントロールである。また16分のキックも含め全ての音符が正確無比で盤石の安定性。何気ない風をよそおってこの正確さは異常。この譜面のような細かい16分音符のプレイを2トラックで録音してズレないというのは職人技である。ドラマー諸氏にはお分かりであろうが、別録トラックと常に完全に一致させるのがどれだけ大変か!2トラックを重ねようとなったら、一つのトラックでスネアバックビートを入れ、もう片方のトラックではスネアバックビートを避けたくなるのが人情と言うものである。Jeff Porcaroはそんな凡人を尻目に2トラック両方に録音!
そういえばボズ・スキャッグスとカタカナで書くとドコに濁点があるかわかりにくいね。ボズ・スギャッグス、ボズ・スキャックズ、ボス・ズキャッグス。なお、次の例は全て誤りだそうです:サンドバック、ドラックストア、アボガド、ビッグス粒子、デビッドカード、スティーブ・ジョブス、アイポット、ブルドッグソース株式会社、ビッグカメラ。ボズ・スキャッグスも濁音 - いじわるな検索にエントリーが必要である。