ゼロから始める Frank Zappa - City Of Tiny Lights 入門
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今回はまたまたFrank Zappaからご紹介!アルバムPhilly '76より、ロック的楽曲においてこんな風にグルーヴィーなプレイがありえるのだと改めて感じたCity Of Tiny Lightsを確認!
City Of Tiny Lightsもまた多数のアルバムに多数のバージョンが収録されている。
City Of Tiny Lites - Zappa Wiki Jawaka
最初のリリースはおそらくアルバムSheik Yerboutiと思われる。そして今回のPhilly '76に収録のバージョンが最も勢いがあると思う。
本曲でとにかく聞いていただきたいのは実のところEddie Jobsonのクラビネットである。これにより曲の勢いがいきなり冒頭から最高潮になっている。これはヤバい。細かな音符で正確に打ち出すタイム感が本当にすばらしい。そこにさらにこのようなドラムのパターンが勢いを極限にまで高める。それがコチラ!
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4小節目の最後からクラビネットが入る。この一瞬のクラビネットだけでこのあととんでもないことになると確信する。すぐに9小節目からのイントロに入ったところで、その確信がやはり正しかったことがわかる。
ドラムはパラディドルを使った感じのパターンとなっている。City Of Tiny Lightsの曲の特徴的な定まった箇所にキックをいれる。これを保持しつつ、両手でパラディドルを使ってハイハットとスネアを入れる。時折「タチーー」とハイハットオープンしてみたりする。
両手は本作ドラマーTerry Bozzioの手癖と思われるパラディドルの組み合わせだ。ハイハットが右手でスネアが左手が固定なので蛇足かもしれないが手順を書くとこうなる。
その後はRay Whiteの超絶技巧ボーカルとか、Ray Whiteがギターソロを弾きながら同じ音で同時に歌うとか、Ray Whiteが超絶技巧とか、超絶技巧とかが繰り広げられる。
このグルーヴにはこの速いテンポが必要なので、長い楽曲のなかで気を抜いてモタったりしないよう気をつけないといけない。でもきっとEddie Jobsonの容赦ないクラビネットが勢いをキープしてくれるに違いない。もしかしたらドラムプレイはどんなであろうと最高潮の勢いとなってしまうのかもしれない。もっていかれ、のせられること必至。こんなクラビネットと一度合わせてみたいものだ。