本当に洒落にならない The Mars Volta - Wax Simulacra
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The Mars Volta - Wax Simulacra
今回はこれまで馴染みのなかったところを確認してみたい。The Mars VoltaのWax Simulacra!新しいのかと思ったらもう10年前の曲だった!!
- アーティスト: マーズ・ヴォルタ
- 出版社/メーカー: UNIVERSAL INTERNATIONAL(P)(M)
- 発売日: 2008/01/23
- メディア: CD
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ドラマーは、わりと最近知ったThomas Pridgenである。余暇にYoutubeでドラム関連の映像を確認し続けること約1ヶ月。次のような段階を踏んでたどり着いたのである。
第一段階:GospelChopsすごい
第二段階:GospelChopsの叩き方の解説を発見
【ドラム講座】ゴスペルチョップスの叩き方【令】Gospel chops Drum Lesson - YouTube
第三段階:上記ドラム講座の講師が言及
令の好きなドラマー Thomas Pridgen | 令 ドラム OFFICIAL WEB SITE
到着:The Mars Voltaとは懐かしい響きですな、現在は何をしているんだろう。ろくに聞いたことなかったので聞いてみよう。
イントロ超高速ドラムソロ
さて本曲Wax Simulacraの頭から。ドラムが難しいことをやっているので確認してみたところこんなことになっていた!
(0:00-)
シンプルにこの速さについていけるかどうかがまずは大きな問題である。両手でもギリギリついていけるかどうかなスピードであるのに、さらにこの32分音符のあいだあいだにキックが滑らかに織り込まれている。そう、GospelChopsのドラマーたちが繰り出すキックをたくさん入れたリニアフレーズとなっている。RK RK RK RKとかRKRLKK RKRLKKとかを、当たり前のように高速に滑らかにコントロールしているのがGospel Chopsのドラマーの特徴の一つである。また、6拍子+5拍子(あるいは11拍子)が繰り返される変拍子となっているので、高速プレイに熱中しすぎてキメの位置を間違えないようにしないといけない。
すぐにポリリズム
そのすぐあとのイントロ終わりと基本パターンのところ。
冒頭で6拍子+5拍子で混乱させた挙句、歌が始まったところですぐにポリリズムーッ!6/8に含まれる16分音符12個を、3つずつに分けてアクセントをつけることでシャッフルのようにする、ということがおこなわれている。これは歌やギターのリズムがそうなっているので、ドラムからの提案・発信というよりも、作曲した人が意図したものと思われる。そしてスネアアクセントの直前にはすべてもれなく32分音符でキックすることもお忘れなく。大変だとは思いますが、彼がそうプレイしておりますので。
GospelChops鋭意研究中
こんな超絶ドラマーをなぜ私はこれまで知らなかったのだろう。GospelChopsも同じくこの30年でまったく触れることがなかった。私のドラムアンテナの感度はすでにかなり弱まっている模様である。これではいけない。あらためてGospelChopsは現在鋭意研究中である。研究報告は別途予定しております。