Jamiroquai - Space Cowboy が俺にもっと輝けと囁いている
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Jamiroquai - Space Cowboy
今回は原点に立ち戻り(?)、アシッドジャズ的プレイを見てみることにしよう!以前も取り上げたJamiroquaiの1994年リリースのアルバム「The Return of the Space Cowboy」。CDが擦り切れるほど聞いたこのアルバムより「Space Cowboy」のアシッドでジャズなプレイを確認!
- アーティスト: ジャミロクワイ
- 出版社/メーカー: エピックレコードジャパン
- 発売日: 1994/11/03
- メディア: CD
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以前の記事はこちら。
16分音符を基調とした細かなプレイ
マッタリと濃厚なRhodesが左右にパンニングし、Jay Kayの柔らかな浮遊するボーカルが乗ってチルアウトするサウンドである。涼しい~。そんな中、ベースとドラムパートの16分音符を基調とした細かなプレイが中々にソソる作りとなっている。ドラマーはDerrick McKenzie。彼は元々(今も?)左利きだったようで、そのためなのか、心なしか左にアクセントが付く部分がスムーズであるように思う。
(00:00-)
本曲のドラムの基本パターンでは、16ビートを両手でプレイする中に3・4拍目にハイハットオープンがウチーチーとさり気なく入る。とてもオシャレである。10小節目はフィルインを含む小節で、見ての通りハイハットとスネアがキレイに16分を埋めている。16分の手の動きそのままに省いたりしないでハイハットとスネアを行き来してフィルインを形作っているのだね。
左手に神経を集中である
(00:27-)
14小節目はサビに入る直前の小節。鮮やかに16分裏のシンコペーションでのサビ入りでございます。4拍目は左手でハイハットオープンのアクセントと、直後また左手でシンバルでアクセント。この左手でのシンバルのアクセントをスムーズにプレイすることが非常に重要である(譜面上、赤字にしているシンバル)。スタジオなどにおいてある一般的なドラムのセッティングにおいては、ハイハット両手で刻みつつの左手シンバルは距離が遠くなりプレイしにくい。そのため、左のシンバルをハイタム上空ではなくハイハットの上空など、必要に応じていつもより近い位置にするとよいだろう。
15小節目からはサビ。キーボードとベースに合わせるようにハイハットオープンでアクセントを付ける。16分裏の裏でめくるめくアンティシペーション、シンコペーション!ここでもやはり左手に神経を集中である。時折32分音符でチリチリと装飾することもお忘れなく。なお、アンティシペーションとシンコペーションの違いは下記をご参照。一言で言うと諸説あり!
バランスが取りづらいパターン
(00:49-)
22小節目からはベースと呼応する形での毛色の変わったセクション。8分裏のハイハットオープンをキープしつつ、すべての小節で右足だけ16分裏シンコペーションしており、さらにスネアも少し変わった位置にある。かなりバランスが取りづらいパターンであるが、変則的であるがゆえに楽曲の特徴にもなっているのでこのままコピーしてプレイしたいところだ。
最近の若者はどうなのかな?
私などはこのあたりの年代の曲が原点であり、聞いて真似して勉強していった訳だけども、最近の若者はどんなジャンルやアーティストが原点なのだろうか。Blink-182とかなのだろうか。いや、そういえば10歳以上も離れているバンドメンバーの若者にきいてみたら、Earth Wind & Fire、Bootsy Collins、Tower of Power、別の系統だとなんとLee Ritenourが挙がったりしていたので、思うほど流行り廃りは無いのかもしれないね!
(2020/9/27 リンク切れを修正)